寝耳に……再起動


本日もボスが在席中であろう時間を見計らって
某出版社にお電話差し上げる再起動。


席を外してて、戻ると思いますが……>先方


午後3時だというのに。
今日は出社しているのかしらん?とちょっぴり疑いつつ
とりあえず電話があった旨伝言を残してもらう。


小一時間ほどして再起動のケータイにボスから!


なぜいつも直で再起動のケータイに?
とりあえず弊社に掛けてからにしてくださいよー。
で、再起動が不在だったら、ケータイにかけてくださいよーっ!

再起動こころの声


ボス、今日は出社してるんスね!と思いながら挨拶し、
仕事の話をはじめるんだけど、
社内からというよりは、明らかに外にいる雰囲気。
そういえば着信表示もボスのケータイからだったわ。


まぁいい、用件さえ伝えられれば!
とりあえず今問題としている写真の使用料について
話をはじめる再起動。
すると……。


うち、そんな予算ないんだよね〜!>出版社ボス


は?>再起動こころの声


カバーのデザイン代はそっちで持ってもらうとして、
こっちは原稿代を払わないといけないから……。>出版社ボス


えっ?
カバーデザイン代が弊社持ちだなんて
再起動、今知りましたけど!
ってか、今回の仕事で弊社に支払われる金額はいくらよー?
編集の部分だけを請け負うって聞いていたから
支払い額下がるんだと思ってますけどぉ?
たぶん、今の件、
弊社社長も存じ上げていないと思われまッスー!!!


あぁ〜もうっ!
この話、弊社社長に再起動が言わないとダメなんだよね?
なんか面倒くさいなぁ……って思っていると、
受話器の向こうからボスの明るい声が


あ、アメリカンコーヒーね!>出版社ボス


はぁ?
おいおーい! 
ボスどちらから再起動におかけですか?
茶店で軽くひと息のついでに、
再起動へお電話でッスかー?


あああああぁぁぁぁぁ……。


再起動は大丈夫! 
全然平気!
ボスのそんな自由っぷり、再起動はとっくに慣れっ子ッスー!


あぁ再起動、ババァになったらボスみたいに仕事したいっ!



再起動はまだまだとぉ〜っても若いから!?
必死にお仕事お仕事っスー!!!