自宅勤務再起動

お休みの月曜日。
冬眠寸前の熊みたいに、お布団の中でじぃーっとしてるとケータイが!
音から居場所を予想し、右腕だけを布団から伸ばす……ケータイつかみ取り成功!
目を閉じたまま、親指を入れてケータイを開き、通話ボタンを押して耳へ。
……ここまではほとんど無意識。



「おはようございます! 読者からの問い合わせがきてまして……」と
遠くから聞こえる舵手Aの声。


???????????????
ここはどこ?いま何時?
これって現実?
ボワ〜ンとしながらも聞こえてくるキーワードを必死にメモ
……してるんだけど。



再起動は頑張って応答してるつもりなのにぃ〜
「起きてますか〜? 起きて下さい〜!」と
舵手Aの笑いあきれる声。
これもまた夢?


はっ!
うげげ〜っ! ガッツリ現実!


1年半以上前の仕事についてなんて……記憶ないッス!
それ以前に脳みそフリーズしてて声すらまともに出ないッス!


でろろろろろろ〜ん。 でろろろろろろ〜ん。って
ヤドカリが無理やりお家から引きずり出されるがごとく
現実という望まない世界に無理やり引きずり出される再起動!


その後「先ほどの読者から、あおり来てます!」と
舵手Bからも連絡が!


現実の世界で立派な!? 社会人の再起動は
立派に!? 読者の問い合わせにお答えして……休日任務完了!!!


実は、さっき受話器の向こうの読者に
「声が聞こえづらいので、大きな声でお願いできます?」とダメ出しくらった!
寝起きってバレバレ〜?
いやいや、再起動はいつもセクシーなハスキーボイスですからぁ〜!


でろ〜ん。でろろろ〜ん。